<第9回> |
データの入力と確認 兵庫県立西宮香風高等学校 松本吉生 ymatsumoto@hyogo-c.ed.jp |
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フォームテンプレートを「フォームの入力モード」で開く | |||||||||||||||||||
デザインしたフォームを使ってデータ入力を行うため、フォームを「フォームの入力モード」で開く。InfoPathを起動すると、右側の「作業ウィンドウ」で「フォームの入力」に既に作って保存された「テストデータ入力フォーム」の項目があるので、これをクリックする。 | |||||||||||||||||||
「フォームの入力モード」には複数の「ビュー」を設定することができるが、デフォルトで「クエリビュー」と「データ入力ビュー」の2つが作られる。ここで表示された「クエリフォーム」というタイトルのビューは、InfoPathがデフォルトで自動的に作ったビューである。 このビューから「データ入力ビュー」に切り替えるには、「表示」メニューから「データ入力」をクリックする。 |
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新しいレコードの入力 | |||||||||||||||||||
ここで表示されたのは、新しいレコードを入力する画面である。「Data_Id」のフィールドはSQL Serverが自動的に連番を付けてくれるので入力する必要はない。赤い下線が引かれている2つのテキストボックス、学籍番号を示す「Seito_Cd」、授業の講座を示す「Kamoku_Cd」、は必須入力の項目である。「Kesseki」は欠席時数を入力し、「Hyoka」は10段階評価を、「Hyotei」は5段階評定を入力することとする。最後の「Create_Dateime」の項目もSQL Serverが自動的に値をセットするので入力する必要はない。 | |||||||||||||||||||
ここで「学籍番号3001」の生徒が受講している「講座番号11001」の講座の成績について、「欠席時数」が2時間で、「10段階評価」が8、「5段階評定」が4、だとして、次のようなデータを登録してみる。 | |||||||||||||||||||
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データをテキストボックスに入力し「送信」のボタンを押すとデータがSQL Serverに送信される。正しく送信されたら次のようなメッセージが表示される。 | |||||||||||||||||||
「OK」をクリックするとフォームに戻る。「Data_Id」に「1」という値が、「Create_Datetime」に本日の日付が入力されている。 | |||||||||||||||||||
新しいレコードの追加 | |||||||||||||||||||
さらに新しいレコードを追加するには、「新しいレコード」のボタンをクリックする。 | |||||||||||||||||||
続けて次の2件のデータを入力してみる。先のデータとあわせて、合計で3件の成績データが登録されることになる。 | |||||||||||||||||||
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クエリの実行 | |||||||||||||||||||
3件の成績データを「送信」したら、「クエリの実行」で登録されたデータを確認する。画面をスクロールして3件のレコードを確認しよう。全データの後に「新しいレコード」「送信」「クエリの実行」ボタンが表示されている。 |
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SQL Serverでのデータの確認 | |||||||||||||||||||
InfoPathから送信されたデータがSQL Serverに保存されていることを確認しよう。SQL Serverの「エンタープライズマネージャー」を起動し、対象のテーブルを選択して「操作」メニューの「テーブルを開く」から「全行を返す」をクリックする。 |
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このように3件のレコードが記録されていることが確かめられた。 | |||||||||||||||||||
このページのまとめ | |||||||||||||||||||
このページでは「新しいレコード」、「送信」、「クエリの実行」のボタンを使って、InfoPathからSQL Serverにデータを送信し、クエリでデータを呼び出す、ことをした。またSQL Serverのテーブルをエンタープライズマネージャーで開き、登録されたデータを確認した。次はより見やすい表を作るため、フォームのデザインを行ってみる。 なお、このページでは、特に断りのない限り、サーバはWindows 2000 Server と SQL Server 2000、クライアントはWindows XP Professional と Info Path 2003、を使って説明していく。筆者のメールアドレスはymatsumoto@hyogo-c.ed.jpだ。 |
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matsumotoyoshio.com 2004/03/05
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