My Guitar Wants To Kill Your Mama / Dweezil Zappa


フランク・ザッパの息子、ドゥィージル・ザッパのソロアルバム。日本ではあまり、というかほとんど知られていないようだが、アメリカではかなりのテクニシャンとして知られているようだ。ファーストアルバム「HavingABadDay」を発表したのは1986年で、当時はまだ16歳だったようだ。ファーストアルバムはフランク・ザッパのプロデュースだが、その印象はあまり良くなく、まさにギター小僧が自分の弾きたいようにやっている、という感想を持った。このアルバムはセカンドアルバムで、なかなかに充実したアルバムだ。それにしても、このアルバムを発表したのは1988年。まだ18歳の若さだ。2001年には「オートマティック」というアルバムを出し、これは日本でも少し知られているようだ。

ドゥィージル・ザッパはギターについて、スティーヴ・ヴァイに教わったらしい。ヴァン・ヘイレンの影響を受けたとも言っているようだ。確かにそのサウンド、フレーズなどは、今まさにメインストリームであるところの奏法である。父親であるフランク・ザッパのものとは違っている。だがしかし彼の歌は、時折、フランク・ザッパの歌を彷彿させ、はっとさせられる。

このアルバムは1988年に発表された。日本盤のCDだ。邦題は「若きギタリストの反抗」だが、攻撃的というよりは十分に聴かせる内容となっている。

2004.12.13