Sophie Zelmani / Sophie Zelmani


これは昨日紹介したソフィー・セルマーニのファーストアルバムの米盤だ。CD店で見たとき、別のアルバムかと思ったのだが、収められている曲を見るとファーストアルバムと同じだったので、あわてて買わなくて良かったと一旦は胸をなでおろした。ところが何度もファースト・アルバムを聴きながら、その魅力に惹かれていくにつれ、こちらの盤に収められている曲と日本盤の曲との違いが気になりだした。日本盤はトラック3「ゼア・マスト・ビー・ア・リーズン」の次にトラック4「オールウェイズ・ユー」があるのだが、この盤ではトラック4に「ソー・グッド」という曲があり、「オールウェイズ・ユー」はトラック5となっている。これ以降の曲の順番は日本盤と同じなのだが、最後のトラック12が「アル・シー・ユー」で、日本盤に収められている、バイオリンをフューチャーしたアナザー・バージョンは入っていない。

だから結局俺はこの「ソー・グッド」という曲を聴くために、このCDを買ったことになる。だが、この曲は聴くに値する。とてもいい曲だ。他の曲はストックホルムの「Atlamtis Studios」と「Sony Studio」で録音されたとあるが、この曲は同じくストックホルムの「Polar Studio」で録音されている。この曲がいいのだ。米盤のために後から録音されたように思われる。

さて、CDを眺めていると、「All Songs written by S.Edkvist and L.Halapi」という記述があることに気付く。「L.Halapi」はラーシュ・ハラピだろうから、「S.Edkvist」というのはソフィー・セルマーニの本名だろうか。なお「オールウェイズ・ユー」だけはS.Edkvist、L.Halapi、Q.Starkieの3人の作品とクレジットされている。Q.Starkieという人がどういう人物なのかはわからない。このCDには全ての曲にどういったメンバーが演奏しているかが書かれているのだが、どの曲を見てもQ.Starkieという名前は見つからないのだ。

しかしジャケットが違うだけで、ずいぶんアルバムの印象が変わるものだ。俺としては若々しさを感じる日本盤の方が好みなのだが。このCDは米盤だが、SonyMusicEntertainmentInc.から1996年に発表されている。

2003.9.1