Woman In Me / Louise


好きなんだから仕方ないじゃないか。CDショップでこのアルバムを見た瞬間、手にとってレジに向かってしまった。「私を聴いてみない?」と語りかけるようなジャケットは、媚を売るわけではなく、子悪魔の魅力にあふれている。こういうルックスに弱いのだ。音楽は理屈ではない。俺は毎日聴いている。文句あるか。

ややソウル風に味付けさた、甘いロック・ポップス。まさにジャケットとおりのアルバムだ。新人歌手かと思ったが、ルイーズはエターナルというポップグループに在籍していた。エターナルは4人の女性グループで、1993年にファーストアルバム「オールウェイズ・アンド・フォーエバー」でデビューした。シングル曲「ステイ」はかなりヒットしたそうだ。だが早くもセカンドアルバム「パワー・オブ・ウーマン」でルイーズが脱退し、グループはトリオとなる。そしてサードアルバム「ビフォー・ザ・レイン」を発表した後、さらにメンバーは抜け、4枚目のアルバム「エターナル」では、エスター・ベネットとヴァーニー・ベネットの姉妹グループになっているようだ。

ルイーズは1996年にファーストソロアルバム「ネイキッド」を出し、このアルバムはセカンドアルバムにあたる。サードアルバムは2000年の「エルボウ・ビーチ」。他にもベストアルバムが何枚か出ていて、HMVでジャケットを眺めていると、全部ショッピングカートに入れてしまいたくなる。このアルバムのジャケット内側にも、キュートな写真があるぞ。だがここでは見せてやらん。このジャケットに魅せられたら、今すぐCDを買え。

このアルバムは1998年に発表された。

2003.8.21