Out Of The Blue / BAKMAK


バクマクの音楽は、後にも先にもこのアルバムしか聴いたことがない。インプロビゼーションを主体とするドイツのジャズ・ロックバンドだ。ジャーマンロックというと重苦しいという先入観があるが、このアルバムはそうではない。ブランドXに近いサウンドだが、クールで押さえた印象を受ける。言われなければドイツのグループとは思わないかも知れない。

アルバム解説の酒井康さんによると、バクマクは3人の兄弟が中心として構成されたバンドで、メンバーはChristianLudeke(エレクトリック・ギター、12弦アコースティック・ギター)、FrankLudeke(ソプラノ&アルト・サックス、パーカッション)、EckhardLudeke(ベース、12弦アコースティック・ギター)、ReinholdHell(エレクトリック・ピアノ、オルガン、ストリングス・アンサンブル、ピアノ、シンセサイザー)、の5人ということだ。残念なのは、録音品質がイマイチなこと。低音の再現性が悪く、特にドラムの低音の聞こえが悪く残念だ。

このアルバムは1976年に発表された。これは1980年に「ユーロピアン・ロック・コレクション2000」シリーズ第4弾としてキングレコードから発売された日本盤のアナログレコードだ。

2000.9.10