タッチ / 伊藤つかさ


今日はMDコンポが届いた。高級機ではないのだが、オーディオを買ったのは久しぶりなので、めっぽう嬉しかった。これで再び「現代の音楽」を聴こうと思っているのだが、FMの入りがとても良いので嬉しい。アンテナとしては単なる導線にしか見えないものが1mほどぴろろんと伸びているだけなのに。チューナーの技術が良くなっているのだろうか。またCDからMDに録音するのも簡単だし、編集も機能的にできている。嬉しいぞ。

調子に乗るなと怒られそうだが、ついでにこれも紹介しておく。伊藤つかさの「タッチ」だ。複雑な人間関係に疲れたときや過密なスケジュールに追われた後など、こういう能天気(この字でいい?)な音楽は、頭のコリをほぐしてくれる。

だがこのアルバムでも大物ミュージシャンの名前がぞろぞろクレジットされているぞ。堀内孝雄、伊勢正三、庄野真代、大貫妙子、南こうせつ、原由子。さわやかな恋の歌だけでなく、別れの痛む心を歌ったものも多いし、ちょっと背伸びした恋の歌もある。例えば「大人への階段/迷わずついていく」「青いリンゴ/熟れてます」(二度目のファースト・ラブ)、「優しさがこわくって/思わず瞳をそらしてごめんね」「さびしさがいつの日か/私を私を大人にするのね」「ほんの少し勇気があれば/素顔の私でいられたのにね・・・」(もう一度逢えますか)、「恋はいつもガラス細工ね/くだけ散る時を知りながら/抱きしめてね抱きしめてね/私が泣いたら」(街角シーソー・ゲーム)、という具合だ。

このアルバムは1982年にジャパン・レコードから発売されたアナログレコードだ。

2000.7.9