Quick Step & Side Kick / TOMPSON TWINS


ダグマー・クラウゼ関連のアルバムが続き、昨日はロバート・ワイアットのソロアルバムと、通好みを満足させたところでフェイントをかけよう、という訳でもないが、今日はトンプソン・ツインズだ。断言しよう。これは80年代ニュー・ウェーヴ・ポップの最高傑作なのだ。

トンプソン・ツインズの日本でのデビュー・アルバムと思われる「セットSet」は、粗削りでバンドの方向性が決まっていない曖昧なものだった。当時は7人編成という大所帯で、ヒット曲「イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」などが収められていた。その後メンバーをシェイプ・アップし、このアルバムを作ることになるトム・ベイリーTomBailey(Vocals,Synthesisers,DrumProgrammers)、アラナ・カリーAlannahCurrie(Xylophone,Percussion,Vocals)、ジョー・リーウェイJoeLeeway(Congas,AdditionalSynthesisers,Vocals)の3人編成となる。

これは学生時代の俺の愛聴盤だ。このアルバムからは多くのヒット曲が出た。別テイクのマキシ・シングルが流行ったことを思い出す。「LoveOnYourSide」「Lies」「Watching」「WeAreDetective」、どの曲もサビのフレーズがすぐ頭に浮かんでくる。どの曲も、もうこれ以外には考えられないと言うくらいツボにはまったアレンジがされている。そしてトム・ベイリーの声がいい。艶のあるいい声だ。

3人のメンバー以外に、MonteBrownという人が「Watching」でギターを弾いている。またBorisBransbyWilliamsという人が「Tears」と「IfYouWereHere」でシンバルを叩いたとクレジットされている。そして「Watching」ではバッキング・ヴォーカルとしてグレイズ・ジョーンズGraceJonesも参加している。このアルバムは1983年に発表された。日本フォノグラムから発売された日本盤のアナログレコードだ。レンタル・レコード店の放出品で、ジャケットがへろへろになったものを2枚持っている。

2000.6.29