A Scientific Dream And A French Kiss / Dagmar Krause And Marie Goyette


このCDは輸入盤なのだが、来日ということもあって日本語の解説も入っていた。スラップ・ハッピーSlappHappyからヘンリー・カウHenryCowへの活動や、アートベアーズのアルバム、スケルトン・クルー、ニュース・フロム・ベイブルなどへのダグマーの活動の概要が記されていて興味深い。これによるとマリー・ゴヤッティはカナダ生まれのピアニストで、電子音楽の作品に精通しているらしい。このアルバムもダグマー・クラウゼは「Vocals」、マリー・ゴヤッティは「SamplerWork」とクレジットされている。

演劇的な作りで、ぶちぶちと切り取られたバックグランドのサンプラー・ワークにダグマーの声が冴える。台詞のように語ったり、ヘンリー・カウ風のジャズ・サウンドで朗々と歌ったり。できれば歌詞と訳詞が欲しかった・・・と思うのはわがままな望みか。

このアルバムは1998年に発表された。Resurgenceから発売されたCDで、MadeInUEと書かれている。

2000.6.19