このコーナーを書くために、レコード棚をごそごそとやる毎日なのだが、このアルバムが二枚あることに気が付いた。昨日紹介したのは英盤だが、もう一枚あったのは日本盤だ。俺は「コレクター」ではないので、あまりこうした違いは気にならないのだが、ジャケットを見ていると微妙に違うので一言書きたくなってきた。英盤はつや消しの印刷なのだが、日本盤はつやのある黒々としたジャケットになっている。それと英盤にはある右上の「MINIL.P.」というデザインが日本盤には、ない。些末なことだったな。すまない。
音楽のメディアがレコードからCDに移行しつつあるとき、多くのレンタルレコード店でレコードが破格の値段で放出された。これもその当時に手に入れたのもので、レンタル店の貸し出しカードが挟まっていた。しかし残念なことに、カードに記録された貸し出し記録はたったの2つ。もっと多くの人に聴かれてしかるべきアルバムだと思うのに。U2のファンにもエッジのギターは楽しめるし、PILのファンにも重いジャー・ウォーブルのベースが味わえる。もちろんホルガー・シューカイのファンにはたまらない。
このアルバムは1983年に発表された。株式会社ポリスターから発売された日本盤だ。
2000.6.7