Snake Charmer / Jah Wobble The Edge Holger Czukay


しばらく不調で止まっていた掲示板が再開し、無人島へ持っていくアルバムとして「ちなみに私の無人島の一枚はホルガ−シュ−カイのペルシャン・ラブです」という書き込みがあったので関連するアルバムを紹介することにする。いささか解説的に書くとすれば、ジャー・ウォーブルJahWobbleは「パブリック・イメージ・リミティッドPIL」のベーシストであり、エッジTheEdgeはいうまでもない「U2」のギタリスト、ホルガー・シューカイHolgerCzukayはジャーマン・ロックの代名詞ともいえるバンド「カンCan」のベーシストだ。そしてこの3人を集めてこのアルバムを作ったのはフランシス・ケヴォーキアンFrancoisKevorkianという人らしい。U2のシングルアルバムのミックスも担当したことがあるらしい、当時の有名なプロデューサーのようだが、詳しいことはわからない。ただはっきりしているのは、このアルバムは3人の個性的なミュージシャンの力量が引き出されたアルバムだということだ。

エッジのギターはU2で聞かれるような歯切れのいいシャープなもの。そしてホルガーの手によるフレンチ・ホルンの豊かなサウンド、ジャー・ウォーブルの偏執的で重厚なベースとモノローグ風のヴォーカル。素晴らしい取り合わせだ。きっと「ペルシアン・ラブ」が好きなら気に入ると思うぞ。ミニ・アルバムという作りで、タイトル曲「SnakeCharmer」、「HoldOnToYourDreams」、「ItWasACamel」、「Sleazy」、「SnakeCharmer(reprise)」の5曲が収められている。ちなみにドラムでヤキ・リーベツァイトJakiLeibezeitがうち2曲で参加しているぞ。

このアルバムは1983年に発表された。IslandRecordsLtdからの英盤LP。


2000.6.6