The Tubes / THE TUBES


派手なステージで「SMロック」などと呼ばれたりしたチューブスだが、そのサウンドは極めて誠実で職人的だ。演劇的なところなどジェネシスを想起させるような雰囲気もある。解説によるとサンフランシスコで活動し注目を浴びるようになったそうだが、確かレジデンツもサンフランシスコじゃなかったかな。ラルフ・レコードがサンフランシスコを拠点としていたな。演劇性のあるバンドが好まれる土地柄なんだろうか。

実のところ俺はチューブスに独特の思い入れはないのだが、高校生の頃ニナ・ハーゲンに夢中になっていたことがあって、彼女のファーストアルバムにチューブスの「ホワイト・パンクス・オン・ドープWhitePunksOnDope」が歌われていたんだ。このアルバムにはB面の最後に収められている。アレンジもほとんどニナ・ハーゲンバンドでのそれと同じだ。演劇性の強いこのアルバムの中で、この曲だけはシンプルでストレートなロックだ。

このアルバムは1975年にキングレコードから発売された日本盤のアナログレコードだ。中古レコード店で買ったもので、レーベルには「見本盤」と書いてある。


1999.12.31