ホークウィンドというバンドを知っているか。実は俺もよくは知らないのだが(^_^;)、このアルバムは昔聴いたことがある。もちろん今でも持っていて、これはいわゆる変形ジャケット、というかジャケット全体が袋状になっていなくて、広げるとLP6枚分の印刷物になる。そこにコンサートの写真やら宇宙をイメージさせるようなイラストが書かれていたりする。さらにこれは日本盤なんだが、12ページにもおよぶ解説が付いている。これはまた詳しく紹介することにしよう。
でこのアルバムはライブアルバム。CD2枚にコンサートの模様が収められていて、もともとアナログLP2枚分、演奏はメドレーで4つの部分に別れている。クレジット・タイムは86分55秒。サイケデリックという言葉がぴったりの音楽だ。重いリズムがズンズン響いてくる。リバーブを効かせたアナログ・シンセサイザーやギターの音が飛び交い、呪術的なメロディーに身をまかせていると、頭の中が真っ白になってくる。初期のピンク・フロイド、あるいはドイツのアモンデュール2のようなロックだ。クリームのような雰囲気も感じる。アモンデュール2については近々紹介できると思う。
このCDは、先日心斎橋へ行ったとき、地下街の新星堂で見つけたもの。誰かと待ち合わせのときなど時間があったらヤバイ。目は自然にCD店を探し、見つけたら最後、棚の端から端まで見ずにはいられないからだ。しかし見つけたときは驚いた。「俺に買ってもらわないと永遠に在庫になってしまうだろう」というような恐怖感に教われ、これを買うことが俺の天命だとすら思ってしまった。てのは無駄使いの言い訳(^_^;)。レコードを持っているのに買ってしまった。
しかしこれ、2枚のCDの曲が全然入れ違っている。DISK2と書かれた方が実はDISK1なのだ。おーい。しっかりしてくれー>新星堂。というか、もともとのCDが間違いなんだ。制作はワンウェイ・レコードOneWayRecords。この手のCDをたくさん発売している。
このアルバムは1973年に発表されました。このCDはOneWayRecordから発売され、新星堂が輸入して国内販売したもの。1999年6月25日に長堀地下街、新星堂クリスタ長堀店で1,796円で購入。でだな、ここしばらくは超カルトなロックを紹介するので、覚悟しろ。
1999.7.7