このアルバムは、イエローマンWelloman、とチャーリー・チャップリンCharlieChaplinという2人のDJのライブを収録したものです。「チャーリー・チャップリン」って書いてあるけど、架空のシチュエーションかな、と思ったら、CDの内側に、そういう名前のDJがいるって書いてあった。英語なんで読解できているかどうか怪しいのだけど、チャーリー・チャップリンは本名RichardPatrickBennett、というそうです。ちなみにイエローマンはWinstonFosterだと書いてある。
アルバムでは淡々と歌うイエローマンですが、このアルバムを聴くと、ライブではそうでもないようで、とても熱く歌っています。簡単な言葉の繰り返しの持つ魔力が、会場を沸かせるように盛り上がりを作っていきます。チャーリー・チャップリンと呼ばれるDJとのかけあいもおもしろい。美しいハーモニーも奇妙なバランスを醸し出しています。
1987年2月21日にジャマイカのNegrilで収録されたと書かれています。全部で13曲の構成ですが、中にはメドレー風の曲もあって、曲名としては全部で17曲がクレジットされています。曲間のおしゃべりを挟みながら、ラップ、トーストだけでなく、せつないブルースもあり、ジャマイカのクラブの雰囲気をそのまま伝えます。
アルバムの発表年は不明です。DanceteriaRecordsというところから発売されたもので、仏盤のCDです。秋葉原の「リバティー」で中古CDとして180円で購入。あまり安いしジャケットが紙でできているので、ミニ・アルバムかと思って買うとき心配だった。
1999.3.22