Doc At The Radar Station / CAPTAIN BEEFHEART AND THE MAGIC BAND


キャプテン・ビーフハートについては、雑誌「レコード・コレクターズ」の1994年2月号が手元にあり、「特集/キャプテン・ビーフハート(2)」という記事があります。情報の少ないビーフハートについては貴重な資料ですが、残念ながらこの前号が手元にありません。ぜひこの前号の特集(1)を読んでみたいところです。

始めてキャプテン・ビーフハートCaptainBeefheartの名前を見たのは高校時代で、名前は忘れましたが、プログレッシブ・ロック雑誌の付録の冊子に、カンCanやアモンデュールAmondule、ファウストFaustなど「こてこて」のプログレッシブ・ロック・バンドとともに「トラウト・マスク・レプリカTroutMaskReplica」が紹介されていたのからでした。あの「魚」の顔をした男のデザインは衝撃的でした。

その後、最初に手に入れたアルバムは「シャイニー・ビーストShinyBeast」でした。プログレッシブ・ロックの範疇にあると思っていましたので、拍子抜けしたことを覚えています。でもすぐ中毒になりました(^_^;)

このアルバムは確か邦題を「美は乱調にあり」と言いました。まさにこの言葉はビーフハートの音楽を適切に表した言葉だと思います。オーネット・コールマンのハーモロディクス理論を想起させるギター、つんのめるドラムス。ビーフハートのだみ声はもちろん個性的ですが、リズムに特徴を感じます。

このアルバムは1980年にヴァージン・レコードVirginRecordsLtd.から発表されました。このCDは1986年にCarolineRecords,Inc.から発売された米盤で、1月1日、ロサンゼルスのサンセット・ブルーバードにあるタワーレコードで、$11.99で買いました。

1999.2.18