雑誌「レコード・コレクターズ」の増刊で「ブリティッシュ・ロックVol.2」には、赤岩和美さんがビル・ブラフォードについて「イエス加入前にはサヴォイ・ブラウンで短期間活動したが、ほとんど無名の存在だった。しかし、イエスでの実績が評価され、脱退後は超人気ドラマーとして多数のセッションに参加、また様々なバンドのメンバーとしても活動している」と書かれていて、キング・クリムゾンやイエスをはじめ、ジェネシス、ゴング、ナショナル・ヘルス、UK、パブロフス・ドッグ、渡辺香津美のバンドなどに参加したと紹介されています。
同じ本の別項「イエスに参加したミュージシャンのレコード」で、イエスには1968年6月から1972年7月まで参加、「キング・クリムゾン」の項では、1972年頃からキング・クリムゾンに参加し、1974年9月28日にロバート・フリップによってバンドが解散するまで参加したと書かれています。その後、ソロとして初めてのアルバムを発表したのがこれです。
参加ミュージシャンはビル・ブラフォードBillBrufordに、デイヴ・ステュワートDaveStewart、アラン・ホールズワースAllanHoldsworth、アネット・ピーコックAnnettePeacock、ジェフ・バーリンJeffBerlin、KennyWheelerらです。デイヴ・ステユワートはナショナル・ヘルスなどに参加したプログレッシブ・ロックの大御所で、とりわけ「エッグEgg」でのキーボード・プレイは最高に好きです。
前出「イエスに参加したミュージシャンのレコード」では「このレコーディングがきっかけとなり、ジョン・ウェットン、エディ・ジョブスン、アラン・ホールズワースらとUKを結成することになる」と笹川孝司さんは書かれています。
このアルバムは1977年に発表されました。このCDはCarolineRecords,Inc.から発売された米盤で、1月1日、ロサンゼルスのサンセット・ブルーバードにあるタワーレコードで、$11.99で買いました。
1999.2.17