フレッド・フリスFredFrithのソロ・アルバムで、昨日紹介した「CheapAtHalfThePrice」と同時期に作られたアルバムです。発売年も発売会社も同じです。「CheapAtHalfThePrice」はフレッド・フリスが一人でマルチ・レコーディングして作ったという印象が強く、ボーカルが多く取り入れられていました。このアルバムには何人かのミュージシャンが加わり、ボーカルよりも演奏自体に重点が置かれ、実験的な印象も薄く、完成された曲の形がみられます。私が特に好きなのは4曲目の「LaughingMatter/Esperanza」で、7’47あって、このアルバム中最長の曲です。変拍子も使われていて、曲の展開も意外性があります。またRogerKentParsonsという人のバグパイプがとてもいいです。
このCDには全部で19曲が収められていますが、うちオリジナル・アルバムに含まれていたのは13曲目までで、ボーナス・トラックが6曲加えられています。オリジナル・アルバムの曲中、6、7、9、11の4曲は「マサカーMassacre」名義で、ビル・ラズウェルBillLaswell(Bass)、フレッド・マーFredMaher(Bass)とともに演奏されています。このトリオは京都でライブを見たことがあり、すさまじい演奏に感動したことを今でも良く覚えています。
このアルバムは1991年に発表されました。このCDはカナダ盤で、ESDから発売されたものです。昨年12月27日、シカゴ郊外のタワーレコードで$16.99で買いました。
1999.2.7