アメリカはチャイルド・ポルノに厳しく、CDのジャケットでも日本や欧州ではOKのものが差し替えられたりします。ですからこのページでも、そのまま掲載するのにためらう場合もありますが、このアルバムはどうなんでしょう?アメリカで普通のCD店で売られていましたから、大丈夫だと思うのでそのまま掲載します。
と思って一応「レコード・コレクターズ増刊/ブリティッシュ・ロックVol1」を読んでみると、鳥居賀句さんの解説(p467)に「アメリカでは少女のヌード・ジャケが問題となり、メンバーの写真のものに変更された」とあります。インターネットは様々に文化の違う世界中でフラットなコミュニケーションができますから、気を使う面もあります。しかしあらゆる文化に対してクリアしようと思ったら、身動きがとれなくなるでしょう。これ、アメリカで買ったし、いいでしょうね。
「ブラインド・フェイス」はスーパー・バンド「クリームCream」が解散した後、元クリームのエリック・クラプトンEricClaptonとジンジャー・ベイカーGingerBakerに、元トラフィックTrafficのスティーヴ・ウィンウッドSteveWinwoodと、元ファミリーFamilyのリック・グレッチRickGrechの4人で構成されたバンドです。私はファミリーやスティーヴ・ウィンウッドの音楽をよく知らないのですが、前述の本には「全体を支配しているのはやはりスティーヴ・ウィンウッドの個性と言うことができる」と書かれています。
また同じく前述の解説には「CDではデモ・トラックの2曲が追加され」ていると書かれていますが、このCDにはそのような曲は収められていません。おそらくデモ・トラックは日本盤CDの特別編集なのでしょう。
このアルバムは1969年に発表されました。このCDは米盤で、昨年12月29日、シカゴ・ダウンタウンのヴァージン・メガストアで$11.99で買いました。
1999.2.4