Drums And Wires / XTC


今日は三宮のソネSONEで夕食をとりました。ソネは神戸で最も歴史のあるジャズ・レストランです。今夜の出演は、北荘桂子(Vo)、高橋俊男(P)、中山良一(B)、石川潤二(D)のカルテット。素晴らしい音楽を聴かせてくれましたが、彼らは職業ミュージシャンなのでしょうか?それとも昼間はフツーのサラリーマンをしているのでしょうか?

久しぶりに熱い生演奏を聴いたこと、そしてJazzの魅力を語ってくれたKAXさんに触発され、私も音楽の勉強をしたくなりました。とはいうものの、今のところ仕事が忙しく、音楽どころではないというのが実状です。「時間は作るものだ」と言われますが、物理的な時間もさることながら、音楽をやるためにはゆったりとした心の余裕が必要です。それが今はありません。

素晴らしい人と一緒に素晴らしい音楽と美味しい料理を味わうことができた幸せをかみしめながら、あと10年ほどして仕事に余裕ができたら、どこかの音楽教室へ通い、Jazzの基本をマスターしたいものだと思いました。なんだか年をとってからの方が、いい演奏ができるような気がするのですが、どう思われますか?

そしてこのアルバム。私の大好きなXTC、その最も好きなアルバムがこれです。高校生の頃、FMラジオの番組から録音し、長い間カセットテープで聴き込んだアルバムです。XTCにとっては初期のアルバムになります。音楽的な完成度といえば、より後のアルバムが挙げられると思いますが、はじける若さと溢れんばかりのアイデアが詰まったこのアルバムは、XTCにとって最もテンションの高いアルバムではないでしょうか。

このたび手に入れたこのCDには、私が聴いたことのない曲が入っていました。それは3曲目の「DayInDayOut」、8曲目の「ChainOfCommand」、9曲目の「Limelight」です。これらはたまたまFM番組で紹介されなかったのか、あるいはもともとオリジナルのアルバムには収められなかったものなのか、どちらだったのでしょうか。

このアルバムは1979年に発表されました。うーむ。もう20年も前のアルバムなんだなあ。やはり70年代、80年代のロック・ミュージックはバラエティ豊かで、すごい時代だったなあ、と思ったりしています。このCDは1月1日、ロザンゼルスのサンセット・ブルーバードにあるヴァージン・メガストアで$11.99で買いました。米盤です。

1999.1.23