クラフトワークは大好きで、ほとんどのアルバムを早い時期に手に入れてよく聴きました。しかしなぜかこのアルバムは買いそびれていました。どうしてでしょうね?ひとつのアルバムとの出会いというのは、人と人との出会いのように「縁」のようなものがある気がします。
昔のことというと、つまらないことをいつまでもしっかりと覚えているものです。学生時代には少しでも安くレコードを手に入れることに苦心していましたが、三宮のセンター街にあるAOIレコード店というところが、私たちの学生時代では輸入盤をいち早く売り出した店で、よく行きました。そこでこのアルバムの輸入盤を見つけたのですが、どうやら変形ジャケットになっていて、日本盤より高い値段が付いていたことに驚き、欲しくなってさんざん悩んで、結局あきらめたことを覚えています。
ところでクラフトワークは大好きですが、それは名作「マンマシーン」までであって、それ以降は「コンピューター・ワールド」も買いましたが、あまり魅力を感じず、ケースに収まったままほとんど聴くことはありませんでした。「マンマシーン」以降では、シングルで「ツアー・デ・フランス」というのがあって、これは気に入ってよく聴いていました。
1曲目「レイディオ・アクティビティ」は昔、FMラジオの番組でテーマ曲として使われていたことを思い出します。何だったかな、あの番組。クロスオーバー・イレブンだったかな。学生時代はよくFMを聴いたなあ、と感慨にふけってこの曲を聴きます。
このアルバムは12月29日、シカゴのダウンタウンにあるヴァージン・メガストアで$11.99で購入。米盤です。
1999.1.22