このアルバムは、YMOの中で一番好きなもの。確か邦題は「いわゆるテクノデリック」だった。<クールな電子楽器と牧歌的なメロディー、ナンセンスな歌詞のミックスされた味が、少々のアバンギャルドな雰囲気を感じて美しい。
1曲目「PureJam」はポップな曲だが、2曲目からの「NeueTanz」「Stairs」「SeoulMusic」「LightInDarkness」とアバンギャルドな雰囲気が強い曲が続く。そしてB面1曲目は「Taiso」。この曲、大好きだあ。続く「GradatedGrey」もヴォーカル主体で奇麗な曲。そしてまたポップな「Key」。最後は「Prologue(前奏)」と「Epilogue(後奏)」と題された2曲で静かに終わる。
派手さはないが、いつまでも飽きずに楽しめるアルバムだ。ジャケットのデザインもかっこいいし、パンフレット風の歌詞カードもレトロなマシーンがデザインされて美しい。1981年にアルファ・レコードから発売された日本盤のアナログ・レコード。私の愛聴盤。
1998.12.29