Taking Tiger Mountain ( By Strategy ) / Brian Eno


ブライアン・イーノのアルバムでいちばん最初に聴いたのは、「ビフォー・アンド・アフター・サイエンス」でした。イーノの顔をデザインした白黒のそっけないジャケットで、とらえどころがなくて「なんだこれは」と戸惑ったことを覚えています。

このCDは日本盤で、赤岩和美さんが解説を書かれています。それによると、イーノは「1948年5月15日ウッドブリッジに誕生。小柄な両親は息子が立派に育つように新約聖書の聖者の名をたくさん合わせて”BrianPeterGeorgeSt.JohnDeBaptisteDeLaSalle(Eno)”と名付けた」とあります。なんだか落語の「寿下無寿下無〜」のようですね。これ、本当の名前でしょうか?でもイーノならありそうなことだと思われるところが、常人離れしたイメージがあるところです。

このアルバムには魅力的なたくさんのミュージシャンが参加しています。クレジットはイーノ(Electronics,SnakeGuitar,Keyboards)、フィル・マンザネラPhilManzanera(Guitars)、ブライアン・ターリントンBrianTurrington(BassGuitar)、フレディ・スミスFreddieSmith(Drums)、ロバート・ワイアットRobertWyatt(Percussion+BackingVocals)、そしてスペシャル・ゲストとして、私の知っているところではアンディ・マッケイAndyMackay、フィル・コリンズPhilCollinsというところです。

このアルバムは1974年にEGレコードEGRecordsLtd.から発表されました。このCDは1988年にヴァージン・ジャパンから発売された日本盤です。

1998.11.25