One Thousand Years / Trey Gunn


トレイ・ガンTreyGunnというミュージシャンの名前は、恥ずかしながら実はこれまで意識したことがありませんでした。トレイ・ガンは最結成ニュー・キング・クリムゾンでスティックを弾いているベース奏者です。

CDの解説によるとトレイ・ガンは1961年テキサス生まれとあります。ふーむ。俺と同い年だな。1987年からスティック・ベースを弾きはじめたとのことで、ロバート・フリップの「ザ・リーグ・オブ・クラフィティ・ギタリスツ」のメンバーでもあるそうです。

このアルバムに参加しているのは、トレイ・ガン(Stick,Voice)に、Serpentine(Voice)、BobMuller(Tabla,Percussion,Drums)、そしてPatMastelotto(Drums)が3曲目に、Xan(AdditionalVoice)が4曲目と7曲目に参加しているというところです。曲中にロバート・フリップを想起させるギター・ソロが流れてきますが、これはトレイ・ガンのスティックによるものなのでしょうね。

ジャケットからは牧歌的なフォーク・ソングという印象を持ちますが、ちょっと暗くて実験的なアルバムです。最近には珍しく、邦題には意訳された「千年の夢」というタイトルが付けられています。1993年にポニー・キャニオンから発売された日本盤のCDです。

1998.11.22