Earth And Fire / EARTH AND FIRE


解説のKatsuhiko”LUNA”Hayashiさんによると、アース・アンド・ファイヤーは1970年に結成されたオランダのグループ。活動の中心はアムステルダムだったようです。1982年頃まで活動した後、自然消滅のようになるまでに8枚のアルバムを発表し、最後の方ではフォーカスのベーシストであったバートルイターや、同じくフォーカスのリック・ヴァン・ダー・リンデンがゲスト参加したりだったようです。そしてまた1989年に突然新作を発表したとも書かれています。

アルバムは当時を偲ばせるほのぼのとしたもので、フラワー・パワーというか、サイケデリック・ムーヴメントというか、楽天的な雰囲気に満ちています。曲によっては、日本のグループ・サウンズのようなものもあります。アナログ・アルバムではB面の2曲目にあたる7曲目「シーズン」は日本で当時そこそこヒットしたとのことですが、なるほどと思えます。ジャケットが変形で、紙マッチのようなデザインになっています。上部2/3の写真のところをめくると、マッチが並んだイラストが出てきます。なぜマッチなのかは良くわかりませんが。

このアルバムはE.R.C./エジソンEdisonから「ユーロピアン・ロック・シリーズ」と題されて発売された日本盤のCDです。

1998.11.07