Speed Yr Trip / GOD IS MY CO − PILOT


先日「カルト・ミュージック掲示板」にいらして、このバンドの素晴らしさを書き込んでいただいた「かっちゃん」さん。お待たせいたしました。「ゴッド・コ」の登場です。「ゴッド・イズ・マイ・コパイロット」とは直訳すると「神は俺の副操縦士」。つまり、神を崇め奉るのではなく、自分が生きていくための「助言者である」という意味なのでしょうか。同僚のカナダ人「ミラ」も、このバンド名を「so funny」と言いました。

このアルバムを買ったのは、職場の近くの小さな店。どちらかといえばコミックスの古本が中心の店です。たまたま帰りに立ち寄ってCDの棚からいくつかのアルバムを取り出して見ていたら、クレジットに「ジョン・ゾーン」の名前があるのを見つけました。このとき全部で4枚のアルバムがあり、全然聴いたことのないバンドだったので店員さんに頼んで聴かせてもらいました。

なんだか、どしゃばしゃいうバンドだ、という印象で、最初は「ヘタウマ路線」と思いました。しかしよく聴くとリズムは結構複雑だし、なかなか演奏力はあるバンドのようです。ボーカルが女性で、きゃぴきゃぴした軽薄な若い女を演出(?)しているので、これが軽い印象を増長しています。

バンドのメンバーは5人。SharonTopper(Vocals)、CraigFlanagin(Guitar、Drums、Bass、Vocals、Machines)、AlexKlein(Bass、Machines)、SiobhanDuffy(Drums、Vox)、MichaelEvans(Drums)、です。それにChrisPellettieri(Drums)、JadFair(Megaphone、Guitar)、Fly(Vocals)、DarylK(Vocals)、JohnZorn(Sax)、AndyHaas(Sax)が、「with help on some tracks」とクレジットされています。また「95% livein studio / assembled at ZoAr」と書かれています。

私が知っている他のグループでは、「ペレ・ユビュ」が最も近い印象ではないでしょうか。また曲もバラエティに富んでいて、XTCのようなウィットに富んだ曲もあります。全部で26曲。中には一瞬で終わってしまう、「一発芸」のような曲(と言えるのかな)もありますが、ファースト・アルバムにはそのバンドのエッセンスが凝縮されるというセオリーにピッタリらしい濃いアルバムです。

このアルバムは1992年に、CraigFlanaginというところから発表されました。大手のディストリビューターではなく、自費出版のようなCDで、仏盤です。

1998.10.16