Octopus / GENTLE GIANT


このアルバムは、私が高校生のとき、プログレッシブ・ロックを聴きはじめた頃に出合ったものです。当時の私は、とにかくプログレッシブ・ロックとは何物か、ということを知りたくて知りたくて、闇雲にアルバムを聴いていました。このジェントル・ジャイアントは、当時、日本ではあまり知られていませんでしたが、海外ではたいへん有名なプログレッシブ・ロック・バンドだ、ということが私の心をくすぐりました。

ところが、言っては悪いですが、とても気持ちの悪いジャケット。本当に有名なグループなのかなあ、と疑いながら聴いたことを思い出します。そしてやはりその良さは解りませんでした。というか、物語風で歌詞が重要なポイントを占めている音楽なのに、輸入盤を手に入れたために歌詞がよく解らなかった、じゃなくて全然解らなかった(^_^;)ために、その良さを味わうことができませんでした。もちろん卓越した演奏技術は感じましたが、派手さに欠けるので、高校生の私には受けなかったです。

このアルバムは1973年に発表された、ジェントル・ジャイアントの4thアルバムです。以前もCDを手に入れて紹介したことがあり、そのときは手元に見当たらず(整理が悪いもので)ジャケットの違いを確かめることができませんでした。CDの方はもう少し普通にタコがデザインされています。比べてみてください。このアナログ・レコードはCBSから発売された米盤です。

1998.9.15