A Whiter Shade Of Pale / PROCOL HARUM


プロコル・ハルム。不思議とモダンなイメージのあるグループ名だなと昔から思っていました。どういう意味の言葉なのか、未だによくわかりません。1960年代から活動しているグループです。っていうか、1967年に名作(と言われる)「青い影」を発表して以来、どうもぱっとしないようです。

さて「青い影」ですが、名作の誉れ高いこの曲を、いつか真剣に聴きたいものだと思いつづけていました。有名な曲だから、これまでにFMの番組などで耳にしたことがあるのですが、真剣に聴いたのはこれが始めてでした。で、聴いてわかったんだけど、そんなに」印象に残る曲ではないんですね(^_^;)

っていうか、やはり時代的なもので、当時の音楽シーンの中では異色で画期的な曲だったのだろうと想像できます。アルバムの1曲目が「青い影」で、バラード調の叙情的な曲ですが、2曲目以降はブルース、ロック調のよくあるポップな曲ばかりです。ビートルズ風、クリーム風など、どの曲もどこかのグループ風の香りがして、ちょっと失礼な言い方をすれば、オリジナリティに欠ける、という印象があります。

メンバーはリーダー格のゲイリー・ブルッカーGaryBrooker(Voice、Piano)、マシュー・フィッシャーMatthewFisher(HammondOrgan)、そしてギタリストに私の好きなロビン・トロワーRobinTrower(LeadGuitar)、デビッド・ナイツDavidNights(BassGuitar)、B.J.ウィルソンB.J.Wilson(Percussion)です。ロビン・トロワーは、このプロコル・ハルムの前身であったグループ、パラマウンツからゲイリー・ブルッカーと共に活動していたようですが、プロコル・ハルム結成時には参加せず、このアルバム制作前に参加し、1971年に脱退、ソロ活動の道を歩むことになります。

このアルバムは1967年に発表されました。このCDは「ブリティッシュ・ビート・クラシックス」として1,800円という廉価盤でテイチク・レコードから1994年に発売された日本盤のCDです。

1998.7.8