Definitely Maybe / OASIS


オアシスOasisのファースト・アルバムです。先日、ギタリストのK君から紹介されて、最新アルバム「ビー・ヒア・ナウBeHereNow」と一緒に買ったものです。他にもシングル盤がたくさん出ていて、人気の高さを感じました。

このアルバムは実にシンプルなロックです。聴きようによってはパンクのように聞こえるかもしれません。ギターはかき鳴らし、歌は少し投げやりで、コード進行も単純で乱暴な印象を感じます。10曲目「シガレッツ&アルコールCigarettes&Alcohl」がその典型です。しかし3曲目「リヴ・フォーエヴァーLiveForever」、6曲目「サッド・ソングSadSong」、12曲目「スライド・アウェイSlideAway」、13曲目「マリード・ウィズ・チルドレンMarriedWithChildren」などでは、最新アルバム「ビー・ヒア・ナウBeHereNow」で花開くメロディー・メーカーとしての才能が感じられます。

メンバーはリアム・ギャラガーLiamGallagher(vo)、ノエル・ギャラガーNoelGallagher(g)、ポール・’ボーンヘッド’・アーサーズPaulArthurs(g)、ポール・マッギギャンPaulMcGuigan(b)、トニー・マッキャロルTonyMcCarroll(ds)の5人。ボーカルとギターが兄弟で、ギターが2人いるという典型的な「バンド」です。どこかスミスに似ているなと思えば、マンチェスター出身だということ。ライナーに紹介されている逸話によると、かなり日常ははちゃめちゃなグループのようです。ここらへんは品行方正な(たぶん)スミスと正反対ですね。

このアルバムは1994年にエピック/ソニー・レコードから発売された日本盤のCDです。4曲目「クラウドバーストCloudburst」と、6曲目「サッド・ソングSadSong」は日本盤のみのボーナス・トラックです。

1998.6.17