このアルバムはニナ・ハーゲンＮｉｎａＨａｇｅｎのアルバム「Ｎｕｎｓｅｘｍｏｎｋｒｏｃｋ」に、ファースト・アルバム「ニナ・ハーゲン・バンドＮｉｎａＨａｇｅｎＢａｎｄ（確かこういうタイトルだったはず）」から２曲と、セカンド・アルバム「ウンバハーゲンＵｎｂａｈａｇｅｎ」から２曲の計４曲を追加したスペシャル・アルバムです。

ファースト・アルバム「ニナ・ハーゲン・バンド」は、私がロックを聴き始めた高校生の頃、ラジオの番組で全曲が流れ、その力の入った独特の歌い方とストレートな曲作りに魅了されたものです。アルバムを買うまでには至りませんでしたが（なにせ貧しい高校生時代です。そういえば今の高校生はずいぶんリッチになりましたねぇ）、カセット・テープに録音したものを何度も何度も聴いていました。

「ウンバ・ハーゲン」からは「アフリカン・レゲエＡｆｒｉｃａｎＲｅｇｇａｅ」と「ＷｉｒＬｅｂｅｎＩｍｍｅｒＮｏｃｈ（ＬｕｃｋｙＮｕｍｂｅｒ）」が収められています。当時ロック・ミュージック界で注目を始められていた「レゲエ」サウンドを取り入れたということで、斬新という評価と「キワモノ」という評価の両方を得ていたように記憶します。今聴けばそれほど変な気はしませんが、やはり当時は新鮮・・・というか変な感じがしましたね。

「Ｎｕｎｓｅｘｍｏｎｋｒｏｃｋ」についていえば、アルバム全体が宗教的な色彩を帯びていて（ジャケットは上の右半分のような感じでした）、ニナ・ハーゲンの歌い方はそれまでのアルバム以上に芝居じみていて、最初に聴いたときはちょっとシツコイなという印象を持ちました。

このアルバムは１９９１年にソニー・ミュージック・エンターテインメントＳｏｎｙＭｕｓｉｃＥｎｔｅｒｔａｉｎｍｅｎｔＩｎｃ．から発売された米盤のＣＤです。

１９９８．６．１４