チャラCharaは5月24日にアルバム「ジュニア・スウィート」を紹介しましたが、私がチャラを聴くのはこれで2枚目のアルバムです。
「ジュニア・スウィート」は、ほんとうに囁くような微かな声で歌うところが印象的でしてが、このアルバムではそうではなく、しっかりとした声で歌っています。サウンドも確かで、わたしにはブリティッシュ・ロックの匂いが感じられます。歌詞も「あたしの愛はとってもいいのに(「あたしなんで抱きしめないんだろう?」より)」、「未知を描きましょう/自分の想いを信じるのです(「いや」より)」、「彼の声が小声で/すごくうっとさせてあげるよ/ああ/そして約束しようよ/二人罪深く愛し合う(「罪深く愛してよ」より)」、「二人は結ばれる/教えて?/『愛しなさい』/『ほら聞こえるでしょ?』(「夢見る富士額」より)」などストレートに愛を表現したものが多いです。
「まばたき」は失恋を歌った曲ですが、それでも「いつだって勝手な彼なんてさよなら/不愉快もほら、こうしていれば何も恐くはないわ」と前向きです。ボーカルの処理も素朴で、リバーブもほとんど感じさせないくらいストレートな声を聴くことができます。
このアルバムは1994年にソニー・ミュージック・エンターテインメントから発売された日本盤のCDです。
1998.6.13