Elastic Rock / NUCLEUS


「Seven」から実質的にソフト・マシーンの中心として活躍する、カール・ジェンキンスKarlJenkins(Baritone,Oboe,Piano,HohnerElectraPiano)とジョン・マーシャルJohnMarshall(DrumsPercussion)が参加していたバンド「ニュークリアスNucleus」のファーストアルバムです。

グループのリーダーはイアン・カーIanCarr(Trumpet,Flugelhorn)で、私の大好きなクリス・スペディングChrisSpedding(Guitar)も参加しています。その他のメンバーは、ブライアン・スミスBrianSmith(Tenor,Soprano,Flute)、ジェフ・クラインJeffClyne(Bass,ElectricBass)です。

「原子核」を意味する「Nucleus」というグループ名、燃え滾るマグマをデザインしたジャケットの印象と異なり、穏やかで心やすまる印象のアルバムです。ただその中でも1曲目「1916」と8曲目「1916−TheBattleOfBoogaloo」における変拍子のリフは、ソフト・マシーンの「Seven」を連想させてくれます。

オリジナル・アルバムの発表時期は書かれていませんが、録音は1970年1月12、13、16、21日にトライデント・スタジオTridentStudiosで行われたと書かれています。このCDはライナム・レコードLinamRecordsから1990年に発売された西独盤です。

1998.5.9