Songs / John Greaves


ジョン・グリーブスJohnGreavesはいわゆる「カンタベリー派」と呼ばれるミュージシャンの一人で、フレッド・フリスFredFrith、ティム・ホジキンソンTimHodgkinsonとともにヘンリー・カウHenryCowに在籍、以降ナショナル・ヘルスNathionalHealthに参加した後、精力的にソロ活動を行っています。

ピーター・ブレグヴァドPeterBlegvadとの親交が深く、このアルバムでも5曲で詞を書いています。またエルトン・ディーンEltonDean、デビッド・カニンガムDavidCunningham、ロバート・ワイアットRobertWyattらミュージシャンが参加しています。

「だいぶ前に、僕は自分が書いてきた曲や、数年に渡って録音してきたものを批判的な目で見たことがあるんだ。良いものもあれば最悪なものもある。再評価されるべきものもあった。こうやってアルバム”ソングズ”は想定されたんだ。いくつかの曲はどこかで録音されたものだ。他の曲は初期の作品を完璧なものにするために最近書いたもので、自分が望んだものと完全に一致させたかったんだ。回顧的であると同時に現代的な関連性を加味した新作でもあるわけだ」とジョン・グリーブスはアルバムに文をよせています。

典型的なカンタベリー風の曲、ヘンリー・カウ風の曲、初期のジェネシスを思わせる曲、様々なタイプの曲が収められています。2、5曲目でボーカルをとっているロバート・ワイアットは、他の曲でもバッキング・ボーカルを聴かせてくれています。

このCDも先日、KAXさんの実家の近所で手に入れました。1993年から1994年の録音で、1995年にトイズ・ファクトリーから発売された日本盤のCDです。

1998.4.6