久しぶりにサティを買って聴きました。このCDには代表作「6つのグノシェンヌGnossiennes」「オジーヴOgives」「サラバンドSarabandes」「3つのジムノペディGymnopedies」、そして「舞踏への小序曲PetiteOuvertureADanser」が収められています。
ピアノ演奏はラインベルト・デ・レーウReinbertDeLeeuw。サティの音楽は音数が少ないので、演奏者によってずいぶん印象が変ります。このラインベルト・デ・レーウの演奏は、比較的ゆったりと抑揚を押さえた演奏で、私の好きなタイプです。サティのピアの曲を最初に聴いたのが、フランク・グレイザーFrankGlazerの「エリック・サティ・ピアノ・ミュージックVol.1〜3」で、どうしてもその印象を求めてしまいます。
サティの一番の代表作と言えば、映画音楽や確かTVコマーシャルにも使われたはずの「ジムノペディ」でしょうが、私は「オジーヴ」が大好きです。この曲を聴くと、どんなに心が騒いでいても落ち着きを取り戻すことができそうです。
このCDはフィリップスPhilipsのデジタル・クラシックDigitalClassicsというシリーズで、1992年9月にオランダでデジタル録音されたものです。発売は1996年で、ポリグラム株式会社から発売された日本盤のCDです。
1998.4.3