Before And After Science / Brian Eno


ブライアン・イーノのソロ4作目。私が初めて聴いたイーノのアルバムです。ですから今でもいちばんのお気に入りです。アルバム全体で固定的したメンバーはなく、全ての曲に参加ミュージシャンの名前と楽器がクレジットされています。有名なところでは、ベースにパーシー・ジョーンズPercyJones、ドラムにフィル・コリンズPhilCollins、ヤキ・リーベツァイトJakiLiebezeit、ギターにフレッド・フリスFredFrith、フィル・マンザネラPhilManzanera、ロバート・フリップRobertFripp、が参加しています。もちろんこの他にも多くのミュージシャンが参加しています。

時代的には、ちょうどデビッド・ボウイDavidBowieがアルバム「ヒーローズHeroes」を発表した年で、これにもイーノが関わっていますから、サウンド面で似たような傾向が見られます。全体的には音数がしぼられ、自信を持った演奏が感じられます。個性的でエネルギッシュなミュージシャンの参加にも影響されたのでしょうか。イーノのボーカルも力強く、おそらくこのアルバムだけではないかと思いますが、イーノのシャウトが5曲目「King’sLeadHat」で聴くことができます。

このアルバムは1977年にアイランド・レコードIslandRecordsLtdから発表された米盤のアナログ・レコードです。

1998.3.21