The League Of Gentlemen / Robert Fripp


ロバート・フリップのソロ・アルバム。3作目にあたるのでしょうか、この頃のフリップに対する私の注目度は小さかったので、間違っているかも知れません。確か「エクスポージャーExposure」の次に「ゴッド・セイブ・ザ・クイーンGodSaveTheQueen/UnderHeavyManners」があり、その後「LetThePowerFall」というライブ・アルバムがあったはずです。このライブ・アルバムもカウントすると、このアルバムはソロ4作目となるのでしょうか。

このアルバムも多様な楽曲が収められているという点では「エクスポージャー」からの延長線上にありますが、フリップは様々な音楽上の試行錯誤を行い、このアルバムを作ってディシプリン=鍛練の必要性を痛感したようです。このアルバムで聴かれるフリップのギターは必ずしも饒舌ではなく、彼自身の鍛練の必要性、そしてバンドのメンバーの鍛練の必要性、この二つが彼にクリムゾンの再結成を決心させたと思います。

「ディシプリン」以降のクリムゾンで聴かれる楽曲の萌芽が、このアルバムでは多数見られます。そういう意味では、その時期のクリムゾンを好きなファンなら、一度は聴いてみるべきアルバムなのかもしれません。

このアルバムは1981年にEGレコードE.G.RecordsLtdから発表されました。このアナログ・レコードはポリドールから発売された日本盤です。

1998.3.19