Usa / KING CRIMSON


第三期クリムゾン唯一の公式ライブ・アルバムです。録音は1974年6月、ニューヨークのレコード・プラントRecordPlantでのライブです。メンバーはロバート・フリップRobertFripp(guitar、mellotron)、ジョン・ウエットンJohnWetton(bass、voice)、ウィリアム・ブラフォードWilliamBruford(percussives)、デビッド・クロスDavidCross(violin、keybords)とあります。

1曲目の「Larks’TonguesInAspicPart2」、2曲目の「Lament」、3曲目の「Exiles」、5曲目の「EasyMoney」は、私にはあまりに几帳面な演奏に思えて、おもしろみに欠けます。たぶんフリップの完璧癖がそうさせたのでしょう。しかし4曲目の「AsburyPark」はメンバーの自由なインタープレイが楽しめる熱い演奏が楽しめます。また6曲目の「21stCenturySchizoidMan」も、アルバムのラストを飾るにふさわしい名演奏です。

このアルバムは1975年に発表され、これはアナログ・レコードで、ワーナー・コミュニケーションズ・カンパニーWarnerCommunicationsCompanyから発売された米盤です。ジャケットは、映画「2001年宇宙の旅」のモノリスを想起させます。

1998.3.12