Damned Damned Damned / DAMNED


「パンク・ロック」と言えば、破滅的で退廃的、刹那的、投げやり、非建設的、という印象が私にはありました。全盛期にはあまり関心がなく、パンクはほとんど聴くことがありませんでしたが、後になってから有名なアルバムは少しづつ聴くようになりました。

このバンドは、活動時期が短いグループだったと思っていましたが、Sutoさんのホームページ「SmashItUp」によれば、1977年にこの1stアルバムを発表してから、メンバーチェンジを行いながらも1990年代までコンスタントに活動しているようです。

Sutoさんはダムドについてまとめたページの中で、このアルバムに付いてこのように述べています。「ダムドといえば取り上げられる1ST。内容的にもそれは仕方ないけど、これだけ聞いてわかったふりしたりするのは、何もわかってないのと同じ。パンクバンドの1STでもある。当時の勢いだけは感じられる1枚。ロックの歴史的1枚だけど、このバンドにとってはその意味でさえどうでもよいことと思う。後に、”NewRose”も多くカバーされている。」

Sutoさんのホームページを見て、他のアルバムももっと聴いてみたい気持ちになりました。とりわけSutoさんのお勧めは、再結成後の1枚目、1979年発表の「MachineGunEtiquette」と、その次のアルバム、1980年発表の「BlackAlbum」です。

このCDは1987年にDemonRecordsLtdから再発されたもので、英盤でEEC(ヨーロッパ経済共同体)で作られたとあります。

1998.2.27