ブライアン・フェリーBryanFerryは言わずと知れたロキシー・ミュージックRoxyMusicのボーカリスト。ソロ・アルバムとしては「ベイト・ヌワールBeteNoire」に次ぐ、8作目となります。「ベイト・ヌワール」が1987年で、このアルバムが1993年ですから、かなりのブランクがあったことになります。
ブライアン・フェリーのファンであるAkiyaさん、Niwaさんのホームページによると、1988年頃に「ホロスコープHoloscope」というアルバムを作っていたが、それがうまくいかなかったために気分転換として作ったのがこのアルバムということです。
ほぼ全曲にロビン・トロワーRobinTrowerがギターで参加しています。ロビン・トロワーは1967年から1972年までプロコル・ハルムに参加し、以降ソロ・アーティストとして活動してきました。ギターはフェンダー・ストラトキャスターにこだわり、他のギターは弾かないようです。このアルバムの全体的なサウンドは、彼の特徴があらわれているように思えます。
また5曲目「RescueMe」にはメル・コリンズMelCollinsがテナー・サックスで、9曲目のタイトル曲「Taxi」にはアンディ・マッケイAndyMackayがアルト・サックスで参加しています。
このアルバムのプロデュースは、ブライアン・フェリーとロビン・トロワーの二人がクレジットされ、親交の深さがうかがえます。1993年にワーナーから発売された米盤です。
1998.2.26