Memory Serves / MATERIAL


重厚なリズム、官能的なメロディー、荘厳なハーモニー。私の大好きな音楽です。マテリアルはメンバーの流動的なこともあって、アルバム毎の音楽的傾向はかなり違うものですが、このアルバムは中でも一番ジャズ的な傾向のものだと思います。

ライナーに書かれた大鷹俊一さんの解説によると、マテリアルは1978年にニューヨークでズー・バンドZuBandというグループをやっていたビル・ラズウェルBillLaswellとマイケル・バインホーンMichaelBeinhorn、そしてルー・リード・バンドに在籍していた(ライナーの人脈図を見とスクリッティ・ポリッティにも在籍していた)フレッド・メイハーFredMaherの3人によって結成されたとあります。またTheProgressiveRockWebSiteによると、3人はデビッド・アレンDaevidAllenのニューヨーク・ゴングNewYorkGongにも在籍し、1980年にアバウト・タイムAboutTimeというアルバムを発表しています。

ラズウェルとメイハーの重いリズムにバインホーンの浮遊するキーボードが漂い、さらにこのアルバムのサウンドを特徴付けているのはジョージ・ルイスGeorgeLewisのトロンボーン、そしてフレッド・フリスFredFrithのバイオリンです。その他にもソニー・シャーロックSonnySharrock(guitar)、ヘンリー・スレッジルHenryThreadgill(altsaxophone)、オル・デアラOluDara(trumpet)、ビリー・バングBillyBang(violin)、チャールズ・ノイスCharlsK.Noyes(drums)が参加しています。

このアルバムは有名なニューヨーク・ブルックリンのOAOスタジオで録音されました。エンジニアはマーティン・ビシMartinBisi。1981年にセルロイド・レコードCelluloidRecordsから発表されました。このCDは1992年にジムコ・ジャパンから発売された日本盤です。

1998.2.16