Torture Garden / NAKED CITY


ネイキッド・シティ(NAKED CITY)はアルト・サックスのジョン・ゾーン(JohnZorn)が中心となったグループ。何枚かのCDを発表していますが、これは私のおすすめです。これほど攻撃的な音楽は他にないと思います。ドラム、ベース、サックス、ギター、キーボード、ボーカル(というより叫び声)は突き刺すように鳴り、曲の最初から最後まで120%のエネルギーで爆発しています。

このアルバムのすごいところは、攻撃的な音楽が確かな技術と音楽性に支えられており、伝統的な音楽技法を心得た上で、破壊と再構築を行っているというところです。メンバーの豊かな音楽性が伺えます。

全部で42曲が収められており、そのほとんどは1分以下の曲です。メンバーは、JohnZorn(alto sax、vocal)、Bill Frisell(guitar)、WayneHorvitz(key)、Fred Frith(bass)、Joey Baron(drums)、specialguest Yamatsuka Eye(vocal)。日本盤でトイズファクトリー株式会社から1991年に発売されました。

1998.1.28