学生時代に愛読していた「ミュージック・マガジン」という雑誌で紹介されていて聴いたアルバムです。グループ名のMALAVOIは、「マラボワ」と発音するようです。西インド諸島、マルチニーク島の音楽で、「ズーク」と呼ばれる音楽です。フランス領であったために、フランス音楽の影響を受けていると言われますが、わかるような気がします。
1曲目「Jou ouve」の艶やかな男性ボーカル、2曲目の「Philomene」は踊り出したくなるような軽快な曲。同じマルチニーク島の出身である、カッサブというグループはダイナミックなリズム感がありますが、このマラボワはあくまでもメロディーとアンサンブルを重視した曲作りです。
メンバーは、Mano Cesaire(violin)、Christiande
Negri(violin)、Jean−Paul Soime(violin)、PatrickHartwick(violin)、Paulo
Rosine(piano)、Jean−MarcAlbicy(piano)、Nicol
Bernard(percussions)、PipoGertrude(chant)、Tony
Chasseur(choeurs)、NadjaN’Guyen(choeurs)、Sonia
Pinel Fereol(choeurs)、DenisVan Hecke(violoncelle)、Bobby
Rangell(flute/sax)。1988年の発表です。日本盤で、解説は中村とうようさんが書かれています。
1998.1.25