<第4回>

XMLデータの更新

兵庫県立西宮香風高等学校 松本吉生

ymatsumoto@hyogo-c.ed.jp

 
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InfoPathでデータを追加する
   
 

「フォームの入力」で「進路アンケート」のフォームを開き、追加のデータを入力する。

   
   
 

入力したフォームを「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」で保存する。ファイル名は「追加データ」としよう。

   
 
   
元のInfoPathデータファイルを開く
 

 

 

次に、「ファイル」メニューの「開く」で、最初に入力してまとめて保存した「アンケートまとめ」のファイルを開く。

   
 
   
追加のデータを結合する
   
 

「アンケートまとめ」のフォームに「追加データ」を結合しよう。データを結合するには「ファイル」メニューの「フォームの結合」を実行する。

   
   
  先に保存した「追加データ」を選択して「結合」ボタンをクリックすると、データが結合される。
   
 
   
エクセルを起動してファイルを開く
   
 

エクセルを起動し、InfoPathのXMLデータをインポートして保存したファイルを開く。ファイル名は「アンケート集計」としたはずだ。

   
 
   
  既にインポートされた3件のデータが表として保存されている。だが、この表に追加データは反映されていない。
   
   
XMLデータを更新する
   
 

「データ」メニューの「XML」から「XMLデータの更新」をクリックすると、更新されたXMLデータを表に反映させることができる。

このとき、表のXMLデータのセルを選択しておかなければ、「XMLデータの更新」メニューがアクティブにならない。「XMLデータの更新」メニューが使えなければ、表のXMLデータを選択し、アクティブにした状態で再度メニューを選ぼう。XMLデータのアクティブは、枠線が青色の太線で表示されることで確認できる。

   
   
  追加された2件のデータがエクセルの表に反映され、全部で5件のデータが集計された。また、合計の関数もちゃんと再計算できていることがわかるはずだ。
   
   
 

このページでは、Excel2003にインポートされたXMLデータをInfoPathで追加し、「XMLデータの更新」という操作でExcel2003に反映されることをしてみた。InfoPathとExcel2003の連携によって、データ集計を合理的に行うことができることがわかったはずだ。次回はこのフォームテンプレートの作り方を解説する。とはいえ、InfoPathのフォームつくりは全く難しくない。

なお、このページでは、特に断りのない限り、Excel2003 と Info Path 2003、を使って説明している。Excelの旧バージョンはXMLの対応が完全ではないので、同様の結果が得られないことをあらかじめ断っておく。筆者のメールアドレスはymatsumoto@hyogo-c.ed.jpだ。

       
  mailto:ymatsumoto@hyogo-c.ed.jp :←ここをクリックして筆者にメールを送る
       
 
matsumotoyshio.com 2004/08/03