<第4回>

データベースとテーブルの作成

兵庫県立西宮香風高等学校 松本吉生

ymatsumoto@hyogo-c.ed.jp

 
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データベースの作成

   
 

エンタープライズマネージャーでSQL Serverをクリックすると、デフォルトで存在するフォルダが表示される。これらはSQL Serverが機能するための設定ファイルである。

「データベース」をクリックすると、SQL Serverが持っている「master」「model」「msdb」「Northwind」「pubs」「tempdb」の各データベースが表示される。「Northwind」と「pubs」はサンプルのデータベースで、他はSQL Serverが使うデータベースである。

 
 
新しいデータベースを作るには、「操作」メニューの「新規データベース」をクリックする。
 
「データベースのプロパティ」ウィンドウが表示されるので、データベースの名前を入力する。ここでは「kofu_db」という名前を付けた。「OK」ボタンを押してウィンドウを閉じると、データベースができたことがわかる。
 
 
テーブルの作成
   
  新しく作ったデータベースのアイコンをクリックする。データベースは下のように11の項目で構成されている。「テーブル」をクリックしてみよう。
   
 
   
  まだ何もテーブルを作っていないが、デフォルトで数多くのテーブルが存在する。これらはデータベースを管理するテーブルであり、「種類」の項目がすべて「システム」となっていることがわかる。新しくテーブルを作るには、「操作」メニューの「新規テーブル」をクリックする。
   
 
 
   
 

テーブルを構成する各フィールドを設定する。これはアクセスのテーブルを「デザインビュー」で表示させたときのものと似ている。

「データ型」と「長さ」は連動しており、「長さ」の値は基本的に1レコードの占めるバイト数を示している。例えば「tinyint型」の長さは「1」であるが、これは1バイトすなわち0〜255の値が表現できるということである。

   
   
  ここでサンプルとなるテーブルの「列名」と「データ型」を次のように設定し、登録する。
   
 
列名
データ型
データの内容
data_id int 登録されたデータの通し番号
seito_cd int 生徒の学籍番号
kamoku_cd int 授業講座の科目コード
kesseki tinyint 欠課時間数
hyoka tinyint 10段階評価
hyotei tinyint 5段階評価
create_datetime datetime データが登録された日付と時刻
   
   
  「保存」アイコンをクリックするかウィンドウを終了すると「名前の選択」ウィンドウになるので、テーブルの名前を入力する。ここでは「tbl_seiseki」という名前にした。
   
 
 
   
  「テーブル」ビューに「tbl_seiseki」というテーブルが作られ、「種類」が「ユーザー」になっていることがわかる。このテーブルの設定をやりなおすときには、「操作」メニューの「テーブルのデザイン」をクリックすることも覚えておこう。
   
 
 
   
このページのまとめ
   
 

このページではSQL Serverにデータベースとテーブルを作る方法を説明した。次はこのテーブルに対して、いくつかの設定をしてみる。InfoPathでうまく利用するための工夫をするのだ。もう少しだけSQL Serverについての説明をさせていただく。

なお、このページでは、特に断りのない限り、サーバはWindows 2000 Server と SQL Server 2000、クライアントはWindows XP Professional と Info Path 2003、を使って説明していく。筆者のメールアドレスはymatsumoto@hyogo-c.ed.jpだ。

       
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matsumotoyoshio.com 2004/02/17