<第3回>

エンタープライズマネージャーによる起動と停止

兵庫県立西宮香風高等学校 松本吉生

ymatsumoto@hyogo-c.ed.jp

 
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エンタープライズマネージャーとは

   
 

SQLerver2000の管理を行うツールで、IISで「マイクロソフトマネージメントコンソール(MMC)」と呼ばれる「管理コンソール」と同じような働きをする。インストール直後にはただ1つのSQL Serverだけが含まれるが、ネットワークに複数のSQL Serverがあればそれを登録し、ひとつの管理コンソールで複数のSQL Serverを一括して管理することができるようになっている。

これはSQL Serverに統一のインタフェースを実装し、オブジェクトとして扱って管理しようという発想である。「エンタープライズマネージャ」の起動は、「スタート」メニューの「プログラム」−「Microsoft SQL Server」−「Enterprise Manager」をクリックする。

 
 

エンタープライズマネージャーを起動したところだ。「コンソールルート」の下に「Microsoft SQL Servers」があり、その中に「SQL Server グループ」があることがわかる。では「SQL Server グループ」を展開してみよう。

 

「SQL Server グループ」の下に「SQLSV」という名前のサーバがあることがわかる。これがSQL Server自体をあらわしており、「Windows NT」と括弧で書かれているのは、Windowsサーバの上で稼動していることを示している。「SQLSV」というのは、このWindowsサーバに私が付けた名前である。

SQLSVのアイコンを見ると、赤色の四角いマークになっている。これはSQL Serverが停止していることを示している。

 

 
「SQLSV」をクリックすると、SQL Serverが起動し、アイコンのマークが緑色に変わる。右側のビューには、SQL Serverがデフォルトで持っているデータベースや管理ツール、各種サービスがフォルダに分類されて見える。
 
 
SQL Serverを停止するにはSQL Serverのアイコンを選択し、「操作」メニューの「停止」をクリックする。
 
 
 
  次に「操作」メニューの「プロパティ」をクリックしてみる。
   
 
   
 

SQL Serverの各種設定をするシートが表示される。ここで「全般」のタグから「オペレーティングシステム起動時の自動起動のポリシー」にある「SQL Serverを自動起動」がチェックされていることを確かめる。ここにチェックが入っていれば、OSが起動するとSQL Serverのサービスも自動的に起動するようになるのだ。

   
 
 
SQL Serverサービスの起動の確認
   
 

Windowsにログオンしたとき、タスクバーの右下にSQL Serverのアイコンがインジケータとして表示されるようになる。このアイコンが赤色のときにはSQL Serverは停止しており、緑色のときには起動していることがわかる。

   
 
   
このページのまとめ
   
 

このページではエンタープライズマネージャーを使ってSQL Serverを起動したり停止することを説明した。次はこのエンタープライズマネージャーを使ってデータベースに新しいテーブルを作り、InfoPathで実験するためのデータを入力する。

なお、このページでは、特に断りのない限り、サーバはWindows 2000 Server と SQL Server 2000、クライアントはWindows XP Professional と Info Path 2003、を使って説明していく。筆者のメールアドレスはymatsumoto@hyogo-c.ed.jpだ。

       
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matsumotoyoshio.com 2004/02/15