共にバンドをやり、インターネットで互いに影響を与え合う、俺にとって最高の友人KAX氏のギターに似ている。通勤途中でこのアルバムを聴きながらあらためて思った俺は、iモードでメールを送った。「ギャング・オブ・フォーは好きか?どのくらい聴き込んだ?」。するとKAX氏の返事は即座に返ってきた「いまでも聴いている」。
すさまじく歯切れのいいギターのカッティングとともに、走りながら前につんのめるようなリズムがいい。まるでレッド・ツェッペリンのジョン・ボーナムのようだ。危うさと爽快さが同居したリズム。きっとKAX氏もこのリズムに惚れているに違いない。
このアルバムは「Entertainment!」というアルバムに「YellowEP」と名づけられたミニ・アルバムがカップリングされたものだ。ジャケット裏にはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのFleaと、R.E.MのMichaelStipe、TADというバンドのTadDoyleの賛辞の言葉が書かれている。この後のアルバム「ソリッド・ゴールド」もいいが、俺はこちらのアルバムの方がピュアなパワーを感じて好きだ。
このアルバムは1979年から1980年に発表された。これは1995年にInfiniteAeroから発売された米盤のCDだ。
2000.3.23