ついにアメリカ旅行で手に入れたCDが底をつきました。今日からはそれ以前に手に入れたアルバムを順次紹介して行きます。で今日はこれ。トム・ヴァーレインTomVerlaineはテレヴィジョンTelevisionのヴォーカルおよびギタリスト。「技巧派」ではないですが、メタルの弦が乱暴に弾かれて傷みの叫びをあげるような金属的なサウンドは、他のギタリストにない生々しい魅力があります。メロディー・メイカーとしても素晴らしく、投げやりに吐き出されるボーカルも個性的で魅力にあふれています。
全部で10曲のこのアルバム。いかにもギターリストのリーダー作と言う感じ。サウンドは贅肉を剃り落としたという感じでソリッドです。ジャケットも秀逸で、「青」という色のイメージがピッタリきます。参加ミュージシャンはトム・ヴァーレイン(Guitar,Vocals)、ジミー・リップJimmyRipp(Guitar)、フレッド・スミスFredSmith(Bass)、アラン・シュワルツバーグAllenSchwaltzberg(Drums)、そしてアンディ・ニューマークAndyNewmarkが1曲だけに参加しています。フレッド・スミスはテレビジョンからの旧友です。
このアルバムは1987年にフォノグラムPhonogramLtd.から発表されたようです。このCDは日本盤で、英語の歌詞と、鳥井賀句さんによる解説が付いていますが、独盤を輸入したものを国内で販売したものです。
1999.2.23