One World / Eno Cale


このアルバムはいわゆる「マキシ・シングル」で、全部で5曲、合計20:10の曲が収められています。ブライアン・イーノBrianEnoはサウンド・コンポーザーとしてよりもソングライター、そしてボーカリストとしての魅力を感じていますから、アンビエント・シリーズ以降よりも、初期のボーカルを重視したアルバムの方が好きです。そしてこのアルバムでは、久しぶりにその艶かしいボーカルを楽しむことができます。まるでアルバム「ビフォー・アンド・アフター・サイエンス」の頃のイーノを聴いているようです。

ジョンケイルJohnCaleという人、この人もどうやら「カルト」な人のようですが、あまり良く知りません。なんて書くと「お前は全然わかっとらん」と言われそうなくらい、たぶん有名な人です。むかーし「サボタージュ・ライブ」というアルバムや、タイトルは忘れましたが、なんだかポリ・ラップで顔を包んだようなデザインのアルバムを聴いたことがあります。このアルバムもLP棚を探そうか、本やインターネットで調べようか、とか思いましたが、めんどくさいのでやめました。面倒なことは嫌いなもんで(^_^;)

と思ったが、それではあんまり無責任なので(^_^;)、ミュージック・マガジン増刊「パンク・ロック・スピリット」を見ました。そしたら、ああそうか、ベルベット・アンダーグラウンドVelvetUndergroundのメンバーだった人じゃないか。あーよかった。あやうく音楽的教養を疑われるところだった。って全部ばらしてますけど。物覚え悪いからなー。新たな発見。シャム69Sham69の「TellUsTheTruth」をプロデュースしたなんてことも書かれていました。

このアルバムは1988年にOpelLtd.から発表されたようです。このCDは同じくOpelLtd./ワーナーブラザーズWarnerBros.RecordsInc.から1991年に発売されたもののようです。米盤で、昨年の12月31日、シカゴ郊外のレコード・ブレーカーズで中古として$3.99で買いました。

1999.2.22