Please Don’t Touch / Steve Hackett


「イエスYes」、「ピンク・フロイドPinkFloyd」、「キング・クリムゾンKingCrimson」というプログレッシブ・バンドと肩をならべる有名なバンド「ジェネシスGenesis」ですが、実は私は全然詳しくないのです。ジェネシスのアルバムはその半分も聴いたことがありません。むしろピーター・ガブリエルPeterGabriel(と私の学生時代から表記されていましたが、最近は「ゲイブリエル」とされます)のソロ・アルバムや、フィル・コリンズPhilCollinsのソロ・アルバム、ブランドXBrandXなど、メンバーのソロ・アルバムに接することが多かったです。

雑誌「レコード・コレクターズ」の増刊で「ブリティッシュ・ロックVol.2」には、赤岩和美さんによる「ジェネシス人脈図」が掲載されています。これによるとスティーブ・ハケットSteveHackettがジェネシスに在籍したのは1970年8月から1977年6月までで、アルバムとしては「ナーサリー・クライム(邦題は『怪奇骨董音楽箱』というものだった)NurseryCryme」、「フォックストロットFoxtrot」、「ライヴGenesisLive」、「セリング・イングランド・バイ・ザ・パウンド(邦題は『月影の騎士』)SelingEnglandByThePound」、「ザ・ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ(邦題は『眩惑のブロードウェイ』)TheLambLiesDownOnBroadway」、「トリック・オブ・ザ・テイルATrickOfTheTail」、「ウインド・アンド・ワザリング(邦題は『静寂の嵐』)Wind&Wuthering」、「セカンズ・アウト(邦題は『眩惑のスーパー・ライヴ』)SecondsOut」のアルバムを発表しています。

ジェネシスが最も活躍し躍進してきた時期のギタリストですが、ピーター・ガブリエルやフィル・コリンズといった個性的なリーダーに率いられて、プレイヤーとしての注目があまりされなかったスティーブ・ハケットですが、このアルバムはジェネシスを脱退した後に発表されたソロ・アルバム。少ない中でも私が良く聴いたアルバム「ウインド・アンド・ワザリング」に、時期的に同じということもあって似た印象があります。

このCDは米盤で、1978年にカリスマ・レコードCharismaRecordsLtd.から発売されました。1月1日、ロサンゼルスのサンセット・ブルーバードにあるバージン・メガストアで、$11.99で買いました。

1999.2.13