ジェネシスのボーカリストだったピーター・ガブリエルのファースト・ソロ・アルバムです。ジェネシスはあまり聴かなかったので、私にとってのピーター・ガブリエルはこのアルバムから始まりました。
このアルバムを聴いたのは、私がロックというものを聴き始めた、高校生の頃。お小遣いも少なく、新しい音楽に触れるため、むさぼるようにFM番組を聴き、録音をしていた頃です。
ソロ・アルバムが2nd、3rdと発表され、次第に刺激的な音となっていきますが、4thアルバム「Security」を聴き、再びこの1stソロ・アルバムの良さがじわりとわかるようになってきました。どの曲もポップで気取りがなく、すがすがしい気がします。オーケストレーションにはジェネシスの雰囲気が少し感じられます。
当時からロバート・フリップ=キング・クリムゾンと親交があったようで、このアルバムにもトニー・レビンTonyLevinがBass、Tubaなどで参加し、ロバート・フリップRobertFripp自身もElectricGuitar、ClassicalGuitar、そしてなんだか彼には不似合いな気がするBanjoで参加しています。
このアルバムは1977年に発表されました。このCDは昨年12/29、シカゴのダウンタウンにあるヴァージン・メガストアにて$11.99で買ったものです。米盤です。シカゴではメガストアでもタワー・レコードでもそうでしたが、$.99という値つけが多く、いかにもディスカウント・ストアーという感じがしました。
1999.1.18