Jazz Buhne Berlin / Ornette Coleman ” PRIME TIME ”
オーネット・コールマンのプライムタイムによる1988年のライブ録音。RepertoireRecordsのJazzbuhne−BerlinRecordingsというシリーズのVol.5です。このシリーズには他に、GeorgeAdams/James”Blood”UlmerQuartet(1985)、YosukeYamashitaQuartet(1983)、などがあります。
メンバーはオーネット・コールマンOrnetteColeman(as、tp、v、ld)、チャールズ・エラービーCharlesEllerbee(g)、バーン・ニックスBernNix(g)、アル・マクドーウェルAlMcDowell(b)、クリス・ウィルカーChrisWilker(b)、ディナード・コールマンDenardoColeman(ds)、カルヴィン・ウェストンCalvinWeston(ds)で、1988年6月5日に西ベルリンのフライドリッヒシュタットパラストFriedrichstadtpalastで行われた演奏です。
1曲目は「ソングX」。同名のタイトル・アルバムでパット・メセニーとの共演がありました。ここでは軽快でファンキーな演奏になっています。私のお気に入りは3曲目の「シャンティング」。2:40と短い曲ですが、オーネットのテナーが高らかに歌うように奏でられます。また6曲目「シンギング・イン・シャワー」も、シャワーを浴びながら吹いているような気持ちよさが感じられます。
そして7曲目は有名な「ダンシング・イン・ユア・ヘッド」。もともとこれはアルバムのタイトルで、曲名は「テーマ・フロム・ア・シンフォニー」でしたが、アルバムを代表する曲であったので、いつしかこの曲が「ダンシング・イン・ユア・ヘッド」と呼ばれるようになりました。このライブの演奏では、テンポがかなり早くなり、「ヘッド」どころか身体全体がダンスをしています。
このアルバムは1990年にRepertoireRecordsから発表され、MusicTokyoCompanyが輸入しWaveSpecialProductsが発売した日本盤です。
1998.11.1