Live Peace In Tronto 1969 / THE PLASTIC ONO BAND


1969年に行われた、プラスティック・オノ・バンドのコンサートも模様を録音したライブ・アルバムです。ツアーのメンバーは、ジョン・レノンJohnLennon(Guitar、Vocals)、オノ・ヨーコYokoOno(Vocals)、エリック・クラプトンEricClapton(Guitar)、クラウス・ボーマンKlausVoorman(BassGuitar)、アラン・ホワイトAlanWhite(Drums)。

1曲目「ブルー・スエード・シューズBlueSuedeShoes」、2曲目「マネーMoney」、「ディジー・ミス・リジーDizzyMissLizzy」と軽めのカバー曲が演奏されます。このアルバムのハイライトは4曲目から。ジョン・レノンの歌がしびれる「ヤー・ブルースYerBlues」、そして5曲目オノ・ヨーコの震える声が恐ろしい(^_^;)「コールド・ターキーColdTurkey」、6曲目は名曲「ギブ・ピース・ア・チャンスGivePeaceAChance」。ジョン・レノン熱唱です。

そして7曲目「ドント・ウォーリー・キョーコDon’tWorryKyoko(Mummy’sOnlyLookingForHerHandInTheSnow)」。「どんうぉりどんうぉりどんうぉりどんうぉり」と日本の民謡みたいに歌うオノ・ヨーコさん。「どんうぉりーきょーこーぉぉぉぉ」と歌う声を聞くと、何の心配もない人でも不安になってしまうでしょう(^_^;)。オノ・ヨーコの独壇場です。存在感爆発。すさまじい歌です。

一般的にビートルズ・ファンの人からは、オノ・ヨーコは嫌われていると聞いたことがあります。私はビートルズ・ファンではなかったので、そのへんのニュアンスはよくわかりませんが、あれだけのビッグ・グループのメンバーが、こんな変態バンド(失礼)になってしまったとは、ついて来れないファンは戸惑ったことが想像できます。

CDジャケットは開くと「John&YokoCalendar」として、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの歴史を示す写真を使った、1995年のカレンダーになっています。

このアルバムのオリジナル発表年がわかりませんが、CDには1995年にデジタル・リマスターされたと書かれていて、EMIレコードEMIRecordsLtd.から発売されたオランダ盤です。

1998.8.21